静岡市立日本平動物園は国内で飼育されているレッサーパンダの繁殖計画を立てる種別計画管理者を任されています。1989年には日本で初めて人口哺育に成功した実績もあり、2018年から「レッサーパンダの聖地・静岡市」として更なる発展を目指しています。
レッサーパンダは孟宗竹という竹の枝葉を好んで食べます。近年は飼育頭数が増えたり、日本平動物園周辺の適齢の竹が減ったりして、安定供給が課題となっていました。
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静岡市内には、多くの放任竹林が存在しています。竹林を放置していると、根が浅い竹は保水力がないことから土砂災害や、成長の速さから生態系を崩す恐れなど様々な懸念がありました。そこで立ち上がった竹林整備団体は100を超えると言われています。
しかし、切った竹や枝葉を活用する方法が少なく、課題を抱えていました。
そこで立ち上がったのが
そして静岡県内の企業の皆様に「レッパーくんのもぐもぐ応援団」としてご協力いただき、一丸となってレッサーパンダの聖地である静岡市を盛り上げようという試みです。
日本平動物園の竹の枝葉のニーズと放任竹林の枝葉の処理に困っている整備団体の課題をマッチさせたのが「レッパーくんのもぐもぐサポートプロジェクト」です。竹林整備団体が切った竹の枝葉を、日本平動物園のレッサーパンダに食べてもらうことで、双方の課題を解決しようと立ち上げました。